20代後半。たまたま大手アパレル副資材屋で派遣社員としてデータ入力をしていて、洋服作りに興味を持ちました。
派遣社員を続けながら服飾の専門学校の週一コースに通いました。手に職をつけたかったので、パタンナーの授業のみを希望しましたが、デザイン・パターン・ソーイングは三位一体と言われ、全て受講。一年学び、パターンよりデザインの方が楽しく感じてきました。
専門学校内にアパレル企業からの求人が貼ってあったので気にしていましたが、あと半年学ぶ予定だったのであまり見ていなかったです。転職サイト登録もしていませんでした。
一年間学んだ位の時、デザインの先生から求人募集が来ていることが発表され、それに応募しました。先生の紹介だったし、その学校の卒業生が募集をかけているというのも何となく安心感があり、仕事内容もキツそうだけど自分を成長させるのに良さそうな気がして、とても魅力を感じました。
.面接の時は、専門学校の授業で作成した架空のマイブランドの資料を持参するように言われていたので、スムーズにプレゼンできるように練習してから行きました。あと、服装は募集していたブランドのテイストに近めで、その時持っていた一番気に入っていた服を着て、小物類にも、気を使いました。
これまでどんな仕事を経験してきたか聞かれました。あと、急に海外に行ったり出張も多く、体力的にもハードな仕事だけど、やれる自信があるかどうか聞かれました。
アパレル職では完全に未経験者でしたが、年齢的に様々な業界で経験してきた事、体が頑丈そうな事、真面目に取り組んできた専門学校の課題の出来、あとはやる気を買って頂けたのか?、選考を通過し、採用していただけました。
派遣時代の年収約300万円から約350万円へと50万円ほどですが増えました。
採用されたのはレディースカジュアルのSPAを行う会社です。
企画デザインチームは全員で4名。全国に当時8店舗展開していて、ターゲットは20代。ローリーズファーム辺りが競合でした。
元々未経験からの転職なのでどんなにキツくても頑張る!と気合いを入れて臨みましたが、やっぱりかなり大変でした。新しいことの連続だし、来週中国行くから準備して、と言われるのもよくあったし、残業代も付かないのに毎日遅くまで仕事してました。でも、学ばさせてもらえました。忙しいのもひっくるめて楽しかったです。
あと、小さな会社でしたがメインが他業種で潤っており、未経験者にしてはお給料が多く安定していたのでありがたかったです。
私と同じように未経験者からのアパレル企業なら、まずは専門に入って基礎を身につけておくのもいいかもしれません。働きながらの週一学生は余裕だと思っていたけど毎日宿題に追われてめちゃくちゃ大変でした。けど、先生からの紹介でアパレル企業にも就職できたし、意味のある専門通いだったと思います。
ただ、専門行かず&アパレル未経験だけど、現場で叩き上げられてかなり成長した人もいました。名の知れたアパレル企業以外はやる気とセンスさえあれば通用しちゃうところもあるのがアパレル企業の魅力でもあると思います。未経験でもひるまず頑張ってチャンスをつかみに行ってください!
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